戦後日本美術再生の恩人フランク・シャーマン
業績の顕彰と藤田嗣治の未発表銅版画の刊行
元GHQ民政官フランク・シャーマンが所蔵した、絵画、写真、著名芸術家 の書簡など、2万点におよぶ膨大な日本戦後美術の貴重な資料は、その全貌が ほとんど世に知られることなく、北海道伊達市に保管されています。シャーマンは、戦後日本の再生には芸術が不可欠であり、日本の芸術家が蘇らなければならないと信じ、藤田嗣治などの著名芸術家を物心両面から支援しました。しかし、戦後70年を経た今となってはシャーマンの偉大な業績を知る人はほとんどおりません。
このたび、藤田嗣治からフランク・シャーマンへ友情の証として贈られた 銅版画原版から、著作権継承者とフランス美術著作権協会(ADAGP)の特別な許可を得て、版画を制作し広く頒布することでフランク・シャーマンの業績を顕彰し、 また若き芸術家を支援する資金に供しようというプロジェクトを立ち上げまし た。
戦後70年、藤田嗣治生誕130年、没後50年、シャーマン生誕100年を記念する事業ともなります。
なにとぞこのプロジェクトへの温かいご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
河村アートプロジェクト
代表 河村泳静
▶DIC 川村記念美術館 「レオナール・フジタとモデルたち」でフジタ未発表銅版画の展示販売